kintaです

遊戯王の動画を作ったり遊戯王のCSを開いたりしています。

【CS開催レポ】第19回kinta CS(2人チーム戦)を開催した感想など

 

こんにちは。

 

先日表題のCSを開催してきましたので、その感想文です。
今回も環境考察などたいそれたものはしませんが、後半でCSのルールに関する話を書こうと思ってるので、特にCSにあまり出られたことのない方は読んでいただければ幸いです。



 

 


はじめに


私kintaは福岡で月に1〜2回程度、遊戯王のCSを開催しております。次回で20回を迎えます。

第20回の参加受付開始しています。

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対戦の一部は撮影し、YouTubeで公開しておりますので、よろしければチャンネル登録をしていただけると嬉しいです。

 

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また、私自身も遊戯王プレイヤーとして遊ぶ傍ら、YouTubeに普段のフリー対戦を撮影し公開しております。
よろしければこちらもチャンネル登録、コメント、高評価してくれると嬉しいです。

 

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デッキ分布

 

 

 

デッキ分布です。


第19回kinta CS(2人チーム戦) 15チーム(30名)

デッキ分布
ティアラメンツ 12
神碑 4
クシャトリラダイノルフィア 2

以下分布1
クシャトリラ
アダマシア
LL鉄獣
HERO
烙印深淵サンドラ
ダイナミスト
呪眼
蟲惑魔
ヴェルズクシャトリラ
ラビュリンス
スプライトイビルツイン
ふわんだりぃず

 

ティアラメンツが三分の一くらい、ルーンがいつもよりやや多め、他は分布がバラけている感じですね。

間もなく次の制限改訂が出るので、おそらくかなりの規制がかかると予想されているティアラメンツを使う方がかなり多かったですね。
まあ別に最後だからティアラメンツを使うというより、普通に使って分布はこんなもんという感じですが…。

 

特筆すべきはルーンの多さですね。

ルーンは様々な構築がありますが、昨今主流な命削り型をベースに、それぞれ色んな個性あるカードが入ってました。

 

光の護封剣を見たときはビビりましたね。
あとパラドックスフュージョン

 

wikiにも神碑と相性良いって書いてありました

 

あと分布を見て思うのは、クシャトリラがかなり数を減らしたことですね。
ダイノルフィアが入った構築が2、純構築に至っては分布1です。

1枚初動という点や一枚一枚のパワーの高さがかなり評価される一方で、盤面が脆くリソース回収手段を確保しておかないとすぐ息切れするテーマでもあります。事故もままありますし…。

強いのは間違いないんですけど、その点がどうしてもネックで使わなくなった人もいるんじゃないかなと感じます。

 

 

 


決勝トナメ分布

 

 

 

決勝トナメ分布(8チーム、16名)

ティアラメンツ 8
神碑 4

以下分布1
HERO
烙印深淵サンドラ
クシャトリラ
イビルツインスプライト

 

 

トナメ分布はこちら。
ティアラメンツが分布の半数を占めてます。

ティアラメンツが強いのはそうなんですが、ティアラメンツをずっと使ってきたプレイヤーが着実にトナメに残ったといった印象です。


また、ルーンは全員トナメに上がってますね。強い。
ルーンについて深く掘り下げることは僕の知識量では難しいので、詳しい方、研究されている方は是非これまでの知見をnoteやブログにまとめてくださったり、そういったページを紹介してくださると嬉しいです。

 


入賞デッキ

 

(デッキレシピは上記のツイートに続いてます)

 


入賞デッキです。優勝はティアラメンツ、クシャトリラでした。
今期を象徴するかのようなデッキがしっかりと優勝を掴んでいるのは良いですね。

 

余談ですが、今回優勝されたチームのお二人は、僕が普段一緒に遊んで、YouTubeで対戦動画をあげている友人でした。
身内から優勝が出るのは初だったので、そういった喜びもありましたね…。

 

 

 

 

個人的注目デッキ


それでは、今回の個人的注目デッキの紹介です。
これに載っても別に何か貰えるわけでもないですが…。


①蟲惑魔

 

CS開催日当日にストラクチャーデッキが発売され、早速持ち込んでいただきました。

新規のホールティアの蟲惑魔の存在が、トリオンを実質一枚初動(+コストの罠)にさせていて、コントロールデッキとしても完成度の高いものになったように感じます。

ホールティアの蟲惑魔

 

一方で展開に寄せてしまうと、これまで重くなかった増殖するGが当たるようになったりもしますし、ある程度素引きの罠も用意しておきたいこともあるので、構築がまだまだ難しいように感じます。

また、今回蟲惑魔を持ち込んでくださった方は予選でルーンとあたり、穴がほぼ機能しなかったり、罠耐性のセラが魔法に倒されたりと、かなり苦戦を強いられていました。

ティアラメンツやクシャトリラであれば様々な対応策がありそうですが、ある程度相性が分かれそうです。

 

 

②呪眼


僕個人としては何度も対戦をしたことがあり、YouTubeでも動画を公開しておりますが、CS環境で見たのは初めてです。


新規の登場で初動が増え、また妨害手段が増えたこともあり普通にやれるデッキだと思います。

災誕の呪眼 コストでほぼ完結してる

 

惜しむらくはティアラメンツに対してサリエルザラキエルの効果が機能しにくい点でしょうか。
そういった点もあり、フリーチェーン破壊を重要視するプランよりも、スキルドレインで封殺しつつ、サリエルの打点を育てて着実にライフをとるプランが強そうでした。

また、罠デッキに対してはザラキエル+セレンの呪眼がかなり強いので、今回の環境では比較的優位に戦えたのかもしれません。

 


今回は少ないですがここまで。

次回のkinta CSは改訂後&新弾発売の翌日なので、この点も楽しみですね…。

 

 

 

 

CSのルールに関して


それではここで、当日何度か聞かれたルールに関するお話をしようかと思います。

 

「対戦中にニューロンで効果を調べたりしても良いか?」

 

色んなケースが考えられますが、例としては

・前のターンに相手がサーチしたカードの効果が思い出せないから確認したい
・自分のデッキに入っているカードの効果を確認したい
・カードに関する裁定がわからないから、調べて確認したい

などですかね。


結論から言えば、どういったケースでも「原則NG」となります。


CSによっては許されているところとあるかもしれませんが、競技性のあるゲームをする以上、少なくともkinta CSではNGです。

 

何故ダメなのか、例を出したいと思います。

 

例①

盤面例 トリオン通常召喚から



相手のターン、自分の手札には灰流うららと増殖するGを持っており、お相手がトリオンの蟲惑魔を通常召喚し、効果を発動しました。

 

トリオンの蟲惑魔

 

この時に自分は蟲惑魔の知識が全くない状態であれば、相手が何をしてくるのかよくわかりません。

 

見えている情報としては、トリオンの蟲惑魔が「ホール」または「落とし穴」罠カードをサーチするということだけです。

 

手札には灰流うららがあるので、それを止めることもできますが、止めるべきなのかどうか…。

 

~~~

 

ここで、冒頭の「対戦中にニューロンで効果を調べたりしても良いか?」というお話になります。

仮にニューロンで「ホール」カード、「落とし穴」カードを調べることができれば、自分のデッキにとって不利になるカードがあるのかどうか、わかってしまいますよね。

 

さらに言えば、蟲惑魔で調べることでセラの蟲惑魔というリンク1モンスターがいることもわかるので、手札の増殖するGを発動するタイミングがあるかも、という発想にも至ります。

 

相手はあくまで見えている情報しか提示していないのにも関わらず、自分はニューロンで調べることで見えてない情報も確認できるわけですね…。

こうなってしまっては、公平性が保てなくなります。

 

そういった観点から、少なくとも当CSでは対戦中にニューロンでカード情報を調べるのは禁止しています(聞かれた場合、今後はそのように明言します)。

 

例②

盤面例② フラクトール通常召喚時

 

同じくお相手は蟲惑魔です。

自分は鉄獣戦線のデッキを使用しており、前のターンに無限泡影をセットしています。

相手の盤面にはセラの蟲惑魔と伏せカード。

 

セラの蟲惑魔

 

自分は鉄獣戦線フラクトールを通常召喚したところ、お相手は奈落の落とし穴を発動しました。

奈落の落とし穴

 

ここでフラクトールを除外されると苦しいため、何とかこれを防ぎたいところです。

そこで、同じ縦列に伏せている無限泡影を使おうと考えました。

 

無限泡影



しかし、考えてみればセラの蟲惑魔は罠に対する完全耐性を持っています。

そのため、無限泡影を発動しても最終的に奈落の落とし穴を止めることができるのか、そもそも発動することができるのか、わかりません。

ニューロンで裁定を調べれば、無限泡影を発動すべきかわかるのに…。

 

~~~

 

そこで、同じように冒頭のお話に戻ります。

これも例が違うだけで例①と同じ話ですね。

 

裁定を調べてしまうと自分は伏せカードの情報を明かすことなく、カードの情報だけでは見えない情報を確認できてしまうわけですね。公平性が保てない。

 

また、多くのCSでは、「原則として起こる前の事象についてはお答えすることはできない」という規定を設けています。ティーチングに相当するためですね。

しかし、起こった後の事象について、処理を行う際にはジャッジの判断を仰ぐことができます。

 

例の場合、無限泡影を発動してしまえば、効果処理についてジャッジに判断を仰ぐことができるわけです。

 

 

ちなみに、効果処理としては「無限泡影を発動することは出来るが、セラの蟲惑魔は無効にならず、無効化できなければ同じ縦列の奈落の落とし穴も無効にできないため、フラクトールは破壊され除外される」というのが正しいです。

 

なお、公認大会の規定には、「カードのテキストや処理について、相手プレイヤーに確認の上、「遊戯王ニューロン」の機能を使用し、「遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース」を確認することを認める。」とあります。

一応これについてどういった情報まで確認することを認めているのか、遊戯王OCG事務局に問い合わせてみましたが、「当日の審判に判断を仰いでください」とのことでした…。

 

おそらくこれは、効果処理がわからなくなった際に、セルフジャッジで正しい効果処理にするために設けられた規定だと思われます。相手プレイヤーに確認の上ってありますし…。

 

 

 

長くなってしまいましたが、今回のルールに関する話はここで終わりにします。

もちろんCSによって規定が違いますので、CSに出られる際は確認した方がよいかもしれませんね。

 

 

ちなみに、当日出たその他の質問について確認しましたので以下に記載しておきますね。

 

・闇のデッキ破壊ウイルスを魔法カードを宣言して発動した場合、相手のセットされているカードは確認しますか?

→お互いに確認し、罠カードの場合は元に戻す。

 

・ネクロバレーがすでに適用されている状態で墓穴の指名者を発動することはできますか?

→発動できない。

 

アーティファクトロンギヌス適用下で撃滅龍ダークアームドの破壊効果を発動することは可能か?

→効果処理に除外をするカードは、既に適用されている場合発動できない。

・撃滅龍ダーク・アームドの効果にチェーンしてアーティファクト・ロンギヌスの効果を発動した場合、処理はどうなるのか?

→「出来るところまで処理を行う」のが遊戯王の原則の為、対象のカードを破壊し、処理を終了する。

 

 

 

 

※追記

対戦中にニューロンを使用してカードの確認をしてよい場合があります。

例①:大会がセルフジャッジを推奨しており、効果処理がお互いのプレイヤーでわからない、または意見が異なる場合

→お互いのプレイヤー同士確認の上、調べていただくことになります。そういった場合は大会規定等に記載されていたり、当日アナウンスがあるかと思います。

 

例②:日本語版以外のカードを使用しており、日本語のテキストを確認する場合

→ジャッジに確認の上、お互いのプレイヤー同士確認の上テキストのみ提示してください。

基本的には日本語版以外を使用する場合は、事前に日本語テキストを提示できるよう準備を義務付けている場合がほとんどですが、実物カードを持っていない場合はテキストをすぐに提示できるよう、対戦前に準備しておきましょう。

 

 

最後に

 

次回のkinta CSは2023年1月15日です。

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第20回ということで、記念祭として規模を大きく開催します。

12月15日までのご登録で参加賞(パックとネームプレート)をお渡ししますので、参加できるか怪しい…という方でも事前に登録していただくのを推奨しています。

ていうかたくさんの方が来てくださると嬉しいので、知り合いの方も一緒に是非是非ご登録ください。

 

オリジナルプレイマットも制作中です。

当日の入賞賞品としてもございますが、一般販売分もございます。

完成したらTwitterでも告知しますので、是非kinta CSのTwitterアカウントも登録してくださると嬉しいです。

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私のTwitterアカウントもございます。

関係ないこともつぶやきますが…登録してくださると幸いです。

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それではここまで。

 

 

 

 

 

終わりマン