こんにちは。kintaと申します。
今回は遊戯王の非公認大会、いわゆるCSについて、解説していきます。
この記事を見てくださった方は、これまでの経験問わず、少なからず遊戯王のCSに興味を持ってくださっているのかと思います。
そういった方々に、この記事を通してCSとはなにかを知っていただいて、楽しさや魅力を感じていただき、
実際に参加していただけたら嬉しいなと思います。
- はじめに(自己紹介)
- CSとは?
- 参加に必要なもの
- CSの日の流れ
- CSと公認大会との違い(文化やプレイヤーの違い)
- CS独自の文化(よくある文化)
- よく聞く疑問点や不安点
- CSに参加してみたいけど不安な方は
- 最後に
はじめに(自己紹介)
私kintaは福岡で遊戯王を楽しんでいる1プレイヤーです。
そして、月1〜2回程度の頻度でkinta CSという非公認大会を開催しています。
昨年の3月から始まり、次で18回を迎えます。
また、YouTubeに遊戯王の対戦動画を投稿していたりします。本当はこっちがメイン。
是非チャンネル登録してくださると嬉しいです。
そして、11/26(土)に福岡市中央区でkinta CS トライアルというイベントを開催します。
詳細は後ほど記載しますが、CSにあまり参加されたことのない人向けのCSです。
本記事はこのイベントの宣伝でもあります。
CSとは?
CSとはChampionshipの略称で、選手権の意味ですね。
遊戯王だけでなく、カードゲームにおいてCSといえば、公式の大会ではなく、有志によって開かれる非公認大会を指すのが一般的です。
カードゲームの中でも「勝ちを目指す」ことを目標にしたイベントで、各人が優勝を目指して対戦をしていきます。
競技性の高いカードゲームで遊ぶにはもってこいの場所ですね。
遊戯王では公式も「ランキングデュエル」(公認大会とも)を全国のカードショップで開いていて、
こちらでも勝ちを目指す遊戯王を楽しむことができます。
しかしCSには公認大会では感じられない魅力や文化というのもあります。
是非そちらをこの記事で知っていただけたら。
参加に必要なもの
CSに参加するために持っていくものはこんな感じです。
①デッキ
当たり前ですが、大事なポイントがあります。
・サイドデッキを用意しよう
遊戯王のCSは基本的にマッチ戦です。
最大3戦行い、2勝した方の勝利となります。
マッチ戦ではその対戦毎にサイドデッキからカードを入れ替えることが可能です。
負けた方が次の対戦の先攻後攻を決められるので、その為に先攻用or後攻用のカードを投入したり、特定のデッキに対するメタカードを投入したり出来るので、
「遊戯王は先攻ゲー」
「環境トップしか意味がない」
みたいなのは一概にそうとは言えなくなり、ゲーム性をより面白くしてくれるわけです。
サイドデッキの作り方は色んな所で解説されてたりしますし、気になったら色んな方に聞いてみると良いと思います。
もちろん私も競技性のある遊戯王をしているプレイヤーの端くれなので、質問あればお答えします。
・デッキは一つ
大会で使用できるデッキは一つです。
「今日は初戦はティアラメンツ使って、2戦目はスプライト使って…」みたいなことはできません。
対戦相手がわかったらその相手に合わせてデッキを変えたりするのはダメです。
また、対戦の1戦目からサイドデッキのカードを投入しておく、というのも許されません。
対戦相手に合わせてカード変えてたらズルですからね…。
よくあるのが、サイドチェンジをしてそのままにしちゃって2回戦の初戦でデッキ内容が違う、ということです。
これが判明するとジャッジ判断で警告を貰ったり、場合によってはシングルロス(マッチ戦のうち1戦が負けになること)になったりします。
初めのうちは対戦前にデッキ内容があっているか、必ず確認をしましょう。
②参加費
CSは有志によって開かれていて、会場代や景品代などの運営費を参加者の皆さんからいただくことで成り立っています。
基本的に参加費の相場は1500円程度です(地域や大会によってばらつきはあります)。
③デッキレシピ(デッキシート)
イザジン(CSでよく使われるイベントページのサイト名)で持ち物を確認すると、
このように書かれていたりしますが、近年では物理的なデッキシートを求められることは少なくなったと思います。
そもそもデッキシートって何ぞや?というと、大会当日に使用するデッキのレシピが書かれた紙のことです。
こんな感じのやつ。
最近のCSはほとんどがこちらではなく、ニューロン(遊戯王公式のアプリ)によるデッキレシピ画像を提出することを求めています。
このような画像を大会のTwitterや公式ラインに送ることでデッキレシピ提出とすることが多いですね。
大会によって提出方法が様々なので、大会のページを確認するか、書いてなければ大会主催者に確認するのが良いと思います。
ちなみに、ニューロンから上のような画像を出す方法は、遊戯王公式もツイートしています。
【#遊戯王ニューロン機能紹介】
— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) 2020年12月15日
デッキ画像をサクっと共有😳
詳細画面の「共有」ボタンを押すとデッキを「1枚の画像にまとめて出力」できます👍✨
そのままTwitterに投稿できますので #遊戯王ニューロン をつけて共有しよう🙌
ダウンロードはこちら👉https://t.co/4svxLIHulH pic.twitter.com/o3d9BYNfFp
Twitterで提出の際は、この共有ボタンからTwitterのDMを選択すれば、画像を送ることができます。
④ライフ計算用の紙とペン
CSでは対戦中のライフ計算に紙とペンを推奨しているところが多いです。
もちろんニューロンなどのライフ計算アプリを使用を許可されているところも多いですが、対戦中のライフ推移が確実に確認できるよう、用紙でメモを取る方が望ましいです。
例えば対戦中に対戦相手とライフの認識が違う場合、用紙でメモをとっていれば確認ができますし、用紙のメモを正しいと判断することもあります。
紙に規定はありませんので、大きな付箋でもメモ帳でも、何でもいいですよ。
⑤その他対戦に必要なもの
よく挙げられるのは、サイコロやタイマーなどでしょうか。
サイコロは先攻後攻を決定するのに使用したり、魔力カウンターや攻撃力の増減(アポロウーサとか)の確認など、様々に使用します。
タイマーは試合時間を確認するのに使用したりします。
いずれも必須なものではありませんが、あった方が便利かもしれませんので、100均等で買っておくとよいでしょう。
CSの日の流れ
では、実際にCS当日の流れを見てみましょう。
・受付
受付時間に必ず受付をしましょう。
この時に参加費の支払いをします。お釣りがない方が運営としては楽ですが、あんまり気にしないでいいです。大きいお札が欲しいこともあったりするので。
始まる前の会場の座席は特に指定がないことがほとんどです(大規模の大会だとあったりしますが)。
好きな場所に座って待ちましょう。
デッキレシピの提出等は1回戦の開始前ということがほとんどなので、前日までに送っていない方はこの時に必ず送っておきましょう。
また、kinta CSでもそうですが、大会によっては大会マッチングの際にサイトの登録を求めているところもあります。
kinta CSではトナメルというサイトを使用しています。
こちらも前日までに登録していなければ、必ず登録をしましょう。
もし、大会当日寝坊や交通トラブル等で会場に間に合わないということがありましたら、必ず運営に連絡をしましょう。
致し方ない事情の場合、少しの遅れであれば大会参加に不利にならないよう対応してくれることもあります。
逆に連絡なしの場合、運営や大会キャンセル待ちの方などに迷惑がかかることがあります。
連絡なしで遅刻すると、その日のイベントに参加できない可能性もありますし、場合によっては今後の参加を断られる場合もあります。
事後でもいいので連絡するに越したことはないです。本当に。
・予選
では、受付も終わり、開会式も終え、無事一回戦が始まります。
多くのCSでは予選と決勝トーナメントに分かれており、予選を突破した人がトーナメントに進出できます。
予選はスイスドロー、もしくはダブルエリミネーションで行われることが多いです。
なんだそれという感じですが、一回負けたら終わりのトーナメントと違い、予選は負けても何度か対戦することができます(詳しくは後述)。
こうやって何度か対戦を行い、予選を勝ち抜けば決勝トーナメントです。
・決勝トーナメント
決勝トーナメントは文字通りトーナメントです。
予選参加者のうち、上位何名がトナメ進出、という感じで進行されます。
大会によっては予選と決勝トーナメントで若干のルールの差異(時間制限など)があったりしますが、基本的にはほとんど変わりません。
最後まで勝ち抜けば優勝です!目指して頑張りましょう!
・表彰式
あったりなかったりします。
あったとしても、最後まで残った方で行うことがほとんどなので、予選で負けてしまったり、トーナメントの途中で敗北してしまった方はこの時間まで無理に残る必要はありません。
予選が終わって帰るとき、特に運営に言わなければいけないということはありませんが、
例えば「今日はありがとうございました~」とか、「大会のこの部分、次は改善してくれると嬉しいです」とか、色々言っていただけると励みになったり、今後の運営改善に繋がるのでとても嬉しいです。
・サブイベント
大会によっては開かれたりします。
予選終了後に決勝トーナメントと同時に開かれることが多く、景品があったりもするので、
予選で負けてしまったけど遊びたい!という方は、あれば是非参加してみてはいかがでしょうか。
CSと公認大会との違い(文化やプレイヤーの違い)
ここで、これまで説明したCSと、カードショップで行われているランキングデュエル(以下、公認大会と書きます)について、違いなど解説します。
・デッキレシピの提出
先ほども書きましたが、CSではデッキレシピの提出が求められることがほとんどです。
一応、日本選手権などの大型大会だと公式のイベントでもレシピ提出は求められますが。
デッキレシピの提出方法は大会のページに書いてあったりしますし、わからなければ運営の方に聞けば答えていただけるので慣れてなくても大丈夫ですよ。
・海外版の使用
公認大会では日本語版のカードの使用のみ許可されています。以前は海外版も許可されていたようですが…。
CSは非公認の大会なので、大会によっては海外版のカード使用が許可されていることが多いです。
遊戯王は再録が全然なく高騰しているカードも多くありますが、海外版だとメルカリ等で安く入手することもでき、CSはそういったカードを使うことも出来るので気軽に参加できます。
海外版だとレアリティが違うこともあるので、そういった趣味で楽しむのもアリですよね。
ただ、日本語テキストを提示できるように準備しておくことを義務付けている大会がほとんどですので、海外版のカードを使うときは日本語のカード画像を保存しておいたり、日本語のカードを準備しておくなどしましょう。
・参加者層
これはかなり主観的な面が入るので、全てのCSがそうではないと思っていただいても大丈夫ですが…。
CSによく参加される方は公認大会に比べて、競技性の遊戯王にかなり慣れている、もとい強いプレイヤーがやや多いイメージです。
これは公認大会が参加費がなかったり、公式のイベントということもあってかなり気軽に参加しやすいのに比べ、CSは参加費もありますし、残念ながら公式のイベントよりも若干参加へのハードルが高く、また開催機会が公認大会よりも多くないのが起因しているのではないかなと思います。
公認大会以上に、一回参加する機会的価値が高いことから、構築やプレイを洗練しなければいけないということですね。
ただ、だからといって、参加者層が怖い人ばかりだということは全くありません。
もちろん大会という場面のため、勝ちを目指す姿勢をとるのが、高圧的に見えてしまうこともあり得ますが、
対戦前後でお話してみるととても好印象な方が多いです。
もちろん色んな方が集まるところなので、自分と合わない方がいるのは当然で、それは交流会や公認大会等、どんなイベントでも有り得ることだと思います。
勝手なイメージで決めつけたりするのは良くないと思いますので、是非一度、実際に参加してみてくだされば嬉しいです。
個人的な経験ですが、私はCSに参加していくことで、以前よりも大会で勝つことが増えました。
それは強いプレイヤーの方々と対戦して、色んなアドバイスをいただいたり、プレイを見させていただくことで得られたものかと思います。
対戦後の感想戦も、強いプレイヤーから得られるアドバイスはかなり味がしますので、とても良い経験ですよ。
もちろんCSに参加して挨拶できる知り合いが増えたのも嬉しいポイントです。
CS独自の文化(よくある文化)
さて、ここでCS独自の文化?といったものを紹介していきます。
実際には公式のイベント等でも有り得るものをあげますが、ことCSにおいては顕著なものをあげさせていただきました。
・チーム戦
公式のイベントでは中々見られないものだと思います。
CSでは2人チーム戦、3人チーム戦、5人チーム戦などがあり、中でも多いのは3人チーム戦です。
チームごとにA卓、B卓、C卓等を決め、別チームの同じ卓の人と対戦します。
チーム戦の面白いところは、仮に自分がマッチに敗北してしまっても、他のチームメンバーが勝てばチームとして勝利することもあるというところですね。
チームを探すという点では参加のハードルが高いかもしれませんが、一方でよく遊ぶ友人や知り合いと一緒に出られるなら、参加のハードルが低いとも言えます。
最近はTwitterでチームを募集される方も非常に多いので、興味があればチームを募集してみたり、あるいは募集している方に連絡してみたりするのも良いですね。
運営も参加チームが増えれば嬉しいので、ご連絡いただければ積極的に拡散したり、マッチングさせたりして協力をすることも出来たりします(運営の忙しさにもよります)。
まずは個人戦に出て、対戦した方とTwitter等を交換したりして、今度はチームに誘ってみたりするのもいいかもしれませんね。
・大会独自の禁止カード
大会によっては独自の禁止カードを設けているところもあります。
例としては、下記のカードですね。
①「レインボー・ライフ」「自爆スイッチ」「三位一択」「神秘の中華なべ」「非常食」等、ライフ回復系カードや引き分けに持ち込めるカード
②「仁王立ち」「光の護封霊剣」等、戦闘ダメージを与えられなくなるカード
③「ポールポジション」等、裁定がややこしくデュエルの進行が難航しかねないカード
こういったカードは大会によって違いますので、ルールを確認したり、運営に確認したりしましょう。
・エクストラターン、エクストラデュエルの独自ルール
遊戯王にはエクストラターン(ETと呼ばれる)、エクストラデュエル(EDと呼ばれる)というものが存在します。
対戦時間経過後、自分相手合わせて4ターンでライフ差がついていれば勝ちとなるルールで行われます(ET、EDについて詳しくは後述)。
CSによっては、例えば下記のようなルールが追加されていたりします。
(以下ネクストプレイ杯より引用)
・ET.EDでのライフ回復、バーン効果は適応されます。
・ET.EDで「ホーリーライフバリア」「和睦の使者」「威嚇する咆哮」「覇者の一括」「一時休戦」「光の護封霊剣」の効果は適用できません。
(引用終わり)
これは勝敗を確実に決定するためや、ETED専用のカードをサイドから投入して勝つことを防ぐためにルールに追加されたりします。
大会によって違う部分なので、こういったカードを使いたい場合は確認しておくと良いでしょう。
・時間制限、時限判定
会場の都合などで試合時間に制限を付ける場合があります。
中には時限判定といって、対戦時間終了時に勝敗が決まっていない場合は、引き分けとなったり、ライフ差により決定したりなど、判定により決定する場合もあります。
勝敗に大きくかかわる部分なので、こういった点は確認しておくと良いです。
ただ、時間制限がないといっても、あまりにも進行が遅いとジャッジ判断によりプレイを促したり、注意、警告を出すこともあったりします。
初めのうちは焦ってしまうかもしれませんが、タイマーを時々見るなどして、時間に気を付けながら落ち着いてプレイしてくださると嬉しいです。
よく聞く疑問点や不安点
それでは、よく聞く疑問点や不安点などについてお答えします。
もし他にもありましたら追記していきますので、是非コメントください。
・怖くない?
ある意味一番言われることですね。
前述したとおり、競技性のあるゲームですので、ある程度緊張した面持ちになることはあり得ますが、「CSに参加する人は高圧的で態度が悪い」みたいな偏見は捨ててもらって大丈夫です。
カードのテキストがわからなければ聞けば見せてもらえますし、処理を間違えてしまっても気付いたら丁寧に指摘してもらえることがほとんどです。
それに、もし自分と合わない人がいたとしても、参加者の皆さんはルールに守られていますので、テキストを見せてもらえないとか、チェーンの確認をしてもらえないとか、サーチしたカードを確認させてもらえないということはありません。
もしそういったことがあればジャッジを呼んでくだされば、対応しますので気軽に読んでください。
また、対戦者に不快な言葉をかけられた等ありましたら、そういったことは決して許しませんので、運営に連絡してください。
こちらで注意をしたり、目に余るような場合は失格・退場にすることもあります。
なんにせよ、まず怖い人ばっかりみたいな偏見は捨ててもらってよいですし、何かあっても対応してくれる運営・ジャッジがいることを忘れないでください。
・自分の好きなデッキを持って行っていいの?
ルールの範囲内であればどんなデッキを持っていっても大丈夫ですが、質問の意図はそういうことじゃないですよね。
しかし結論から言えば、「もちろんOK」です。
遊戯王は幅広いカードプールに加え、サイドデッキというルールから、様々なデッキに勝ちの可能性があります。
もちろん流行りのカードやデッキタイプはありますし、それによって厳しい環境というのも存在しますが、逆風の中勝つというのも一興ですよね。
余談ですが、kinta CSは本当に色んなデッキが分布します(個人戦は特に)。
以前の個人戦はこんな感じでした。
第17回kinta CS(個人戦) 41名
— kinta CS (@kinta_cs) 2022年9月23日
デッキ分布 pic.twitter.com/EJKWxW8Kqk
好きなデッキを使い続ける方もいれば、その時々で「逆張りデッキ」を使う方もいます。
是非自分の好きなデッキを持っていってあげてください。
・ルールに詳しくないけど参加していいの?
少しだけ難しい質問ですが、答えとしては「基本的にはOK」です。
例えば、遊戯王を始めたばっかりで基本的なルールがまったくおぼつかない状態の場合、CSに参加することをおすすめしません。
まずは知り合いから教わったりyoutube等で勉強したり、カードショップの交流会や初心者講習会などで学んでからの方が絶対楽しいです。
ですが、最低限のルールがわかっていれば大いに参加して結構です。
そもそも遊戯王はルールが難解なカードゲームとして有名ですし、参加している人のほとんどがルールを完璧に覚えていないと思います。
細かなルールがわからなくても、CSではジャッジがおります。
ルール的に処理がわからなくなったり、対戦者間で処理の判断が分かれた場合はジャッジが判断したり、OCG事務局に電話して確認するなど出来ます。
ただ、頭の片隅に置いておいてほしいのは、ジャッジは基本的には「起こる前の事柄にはお答えできない」ということです。
例えば、「この効果を発動したいけどできるかわからない…」みたいな時、ジャッジに聞かれても答えられないのですが、「この効果を発動します」と言ってしまえば、ジャッジに確認できます。
ルールに詳しくないのは誰もが同じです。
やってみて何かあれば気軽にジャッジを呼んでください。
・トラブルにあったらどうしたら?
何かありましたら運営に相談してください。
受付が間に合わない、デッキレシピの提出方法がわからない、参加したいけど参加ページへの登録方法がわからない等、運営で対応できることは全力で対応します。
しかし、運営でも対応できないのが「対戦中の個人間のトラブル」です。
例えば、対戦者から不快な言葉をかけられた等ありましたら、こちらでも注意をしますし、運営でも酷いと判断した場合は退場処分にするなどはします。
ただ、運営は全ての卓を常に見ているわけではありませんので、対戦者間のトラブルには首を突っ込むことは難しく、多くのイベントページには、「個人間の揉め事に関して運営側は基本的に責任を負いかねます。」といった文言が記載されております。
遊戯王は特にコミュニケーションをかなり必要とするゲームですので、相手の発言や行動を確認したり、また自身のプレイや発言を明確に伝えたりする努力はしていただくようお願いします。
ただし、もしそういった点でうまくできるか不安という場合は、事前に対戦者にお伝えしたり、あるいは運営に伝えておいてくだされば、重点的にその卓を確認するなど出来るかもしれません(保証はできませんが…)ので、まずはご相談ください。
・スイスドロー、ダブルエリミネーションって?
スイス式トーナメントとは、勝ち残り式ではなく、すべての参加者が一定数の試合を行うトーナメント方式である。 スイスドローとも呼ばれる。 スイス式トーナメントでは、すべての競技者(チーム、個人)が複数回の試合を行うが、総当たり戦のように他のすべての競技者と試合をするわけではなく、総当たり戦に比べて試合数が大幅に削減される。(wikipedia)
公認大会とかもこの形式で行われています。
最初はランダムにマッチングをして、2回戦以降は同じ勝ち数の人とマッチングをしていきます。
例えば、1回戦勝ちなら2回戦は同じく1回戦勝ちの人の中からマッチングされる感じですね(人数がきれいに割り切れないと階段といって、勝ち数が違う人と対戦することもあります)。
ダブルエリミネーション…全出場者が、2度目に負けるまで優勝のチャンスがある敗者復活戦のある試合形式。
一見わかりにくいんですが、要するに2回負けたら終了の方式です。
マッチング自体はスイスドローと同じで、同じ勝ち数の人とマッチングしていきます。
・オポって何?
オポネント方式といって、同じ勝ち数の人の中で順位をつけるための計算方式です。
簡単に言えば、強いプレイヤーに負けても順位はそこまで下がらないし、強いプレイヤーに勝っていれば順位は上がる、みたいな感じです。
例えば予選で勝ち数が3のプレイヤーが2人いるとします。
片方のプレイヤー(A)は予選勝ち数4のプレイヤーに負けていて、
もう片方のプレイヤー(B)は予選勝ち数2のプレイヤーに負けています。
そうなると、BよりもAの方が強く、順位は上ということになります。
実際はより詳しい計算方法がありますが、ざっくり言えばこんな感じです。
詳しく書くとボロが出るので調べてください…。
ちなみに、kinta CSではこれをトナメルというシステムに任せることで、
運営のミスによって順位が変わってしまうことを防いでいます。
・ETEDって何?
それぞれエクストラターン、エクストラデュエルのことです。
本当はエキストラターン、エキストラデュエルらしいですが…とりあえずそれぞれET、EDと呼ばれます。
例えば、マッチ戦の2戦目で試合時間の40分が経過した場合、経過した時点のターンプレイヤーから数えて全4ターン(0、1、2、3ターンで数えることが一般的)で勝敗を決定します。この4ターン時点でライフ差があれば、ライフの多い方の勝利となります。
なお、同じ場合は大会によって異なりますが、サドンデスといって、ライフ差がついたエンドフェイズ時点で終了することが多いですかね…。
また、マッチ戦で40分が経過し、ETを終えた時点で1-1の場合、EDに突入します。
サイドチェンジをした後、同じように全4ターンで勝敗を決定します。
なお、EDの先攻後攻については大会ごとに異なり、決め直しの場合と、前の対戦で負けた方が選択権を得る場合があります。
決め直しの場合は、サイドチェンジをした後、ダイスやじゃんけんで選択権を決めて先攻後攻を選択しEDを開始します。どのようなサイドチェンジをするのか、難しい場面でもありますね。
また、1戦目で40分経過した場合はそのままETに突入し、2戦目以降は行われません。
CSに参加してみたいけど不安な方は
ここまで読んでいただきありがとうございます。
さて、ちょっとCSに興味が出てきたけどいきなり参加するのは不安…という方向けに、
11/26(土)にkinta CS トライアル というイベントを開催します!
このイベントでは、通常のCSと同じように進行しますが、あくまでCS初心者向けに開催し、
開会式でルールの説明や質問会を実施したり、また信頼のあるCS常連勢にも来ていただくことでCSに関して気軽に聞けるようにするなど、初心者が来やすいイベントとして運営します。
また、kinta CSに来たことのない方は参加費500円オフ、
これまで参加したことがあってもkinta CSに来たことのない方を紹介してくださった方にも参加費500円オフにします。
初心者の方も、これまで来たことのある方も、是非是非ご参加ください。
最後に
本記事を読んでいただきありがとうございます。
少しでも遊戯王のCSに興味を持っていただければ幸いです。
私自身、CSに参加するようになって、勝ちを目指すことへの楽しさ、実際に勝った時の喜び、負けた時の悔しさ、そして対戦する方々との交流など、競技性のある遊戯王の魅力に取りつかれた人間でもあります。
そういった魅力をより多くの方々に伝えていき、少しでも競技人口が増えれば嬉しいと思っています。
是非是非、一度地元のCSや、福岡及び近隣の県の方はkinta CSにも足を運んでいただけると幸いです。
また、もしよろしければ、私の運営するyoutubeチャンネルも登録してくださるととても嬉しいです。
kinta CSに関する情報は私のTwitterか、kinta CSのTwitterをフォローしていただければ確認できますので、是非。
それでは。
終わりマン